リトルポート甲子園口では、幼稚園児・保育園児を対象に、通常学級への入級に向けて必要なソーシャルスキル修得のために編成した特別なカリキュラムを提供しています。リトルポート甲子園口の行動変容アプローチを受けてきた先輩の小学生と一緒に、小学校生活への円滑な接続と合流を目指します。
利用対象の児童・生徒
2019(平成31)年4月2日〜2021(令和3年)年4月1日までに生まれた幼児
言語発達に課題が見られない軽度ASDの診断またはその傾向が見られる幼児
友達や先生との距離感が極端に近い・または極端に遠い傾向が見られる幼児
言葉はよく出るものの内容が偏っていたりコミュニケーションを目的としない発話が多く見られる幼児
※ 公費負担によるご利用には受給者証が必要です
提供時間
平日の11:30〜17:45の任意の時間
土曜日の10:00〜16:00の任意の時間
「小学校に入学するまでは、とりあえず大丈夫だろうと思っていたのに、1学期が終わったあたりから少しずつクラスに馴染めなかったり、授業の理解に遅れが見られるようになってきました。」
このようにおっしゃられる保護者の方は少なくありません。小学校では、幼稚園・保育園と違い、子ども同士のコミュニケーションや大人からの一方的なコミュニケーションを受ける機会が一気に増えることで、その環境の変化にうまくついていけなくなることがあります。
このような児童によく見られる傾向として、友達や先生との距離感が極端に近かったり、または極端に遠かったりする点があります。しかし、一般に言語発達には課題が見られないことが多いため、周囲からは「元気で活発な子」であったり、「おとなしくて礼儀正しい子」という印象を与えていることが多いのです。
しかし、日常的に接するお父さん・お母さんにとっては、その近すぎる他人との距離感や警戒心のなさ、極端に周りの意見に同調してしまい自分の意見が出てこない様子を見て、少なからず「なんか気になるな」という違和感を持たれていることがあります。その違和感は、決して見逃さないようにしてください。この判断は、お父さん・お母さんでなければできないことです。
リトルポート甲子園口では、主に軽度ASDの診断またはその傾向が見られる幼児を対象に、通常学級への入級に向けて必要なソーシャルスキル修得のために編成した特別なカリキュラムを提供しています。それが「小学校入学準備プログラム」です。
小学校入学準備プログラムでは、実際にリトルポート甲子園口の行動変容アプローチを受けてきた先輩の小学生と一緒に、小学校生活への円滑な接続と合流を目指します。リトルポート甲子園口では、幼稚園・保育園児と小学生を区別することなく、同時に、同室で、同じカリキュラムの支援項目を行います。これにより、幼稚園・保育園では経験できない対人コミュニケーションの機会を得ることができ、日常生活で要求される基本的な読み・書き・計算の習得も、小学校基準の目線で達成することができます。
小学校では、先生が教室から離れ、完全に子どもたちだけになった空間で過ごす機会が発生します。小学生になったら、大人の目がなくなった場所でも規律を保ち、子ども同士のコミュニケーションを成立させる必要があります。
特に、軽度ASDの傾向が見られる児童・生徒の場合は、一見言語発達に問題がないように見えて、物言いがストレートすぎたり、声の大きさの調整が苦手など、コミュニケーション能力に課題を抱えている場合が多いという特徴があります。そのため、常に大人による監督の目が行き届いている幼稚園・保育園では問題が見られなかったのに、小学校に入学して授業の合間の休憩時間と言った子どもだけで過ごす機会が急増すると、それをきっかけに色々な問題が起き始めます。
もし、「小学校に入学する春の段階で、自分の目がないところでもうまくやっていけそうか?」という問いに疑問が生じそうであれば、ぜひ一度リトルポート甲子園口までご相談ください。
小学校入学準備プログラムについてのお問い合わせ(資料請求)・見学予約は専用のメールフォーム・予約サイトからご利用いただけます。見学予約は、利用児の少ない14時台と、利用児の多い16時台からお選びいただけます。また、お仕事の都合で平日の訪問が難しい場合は、18時台以降のご相談も承りますので、ご遠慮なくご選択ください。