リトルポート甲子園口では、小学校への円滑な接続と合流を目指すカリキュラムを編成した児童発達支援・放課後等デイサービスを提供しています。曜日や時間による区別なく、小学校未就学の幼児から小学校6年生までの児童が同時に利用することができます。
主な利用児
自閉症・情緒障害特別支援学級に入級対象の幼児・小学生
LD・ADHD児
不登校のある小学生・中学生
サービス提供時間
月曜日から金曜日の11:30〜17:45
土曜日の10:00〜16:00
※ 2週間おきの予約制
支援職員数
管理者... 1名(小学校・特別支援学校教諭一種免許取得者)
児童発達支援管理責任者... 1名(社会福祉士)
児童指導員... 5名(うち食品衛生責任者... 1名)
設備
RC(鉄筋コンクリート・防音ビル)
占有面積 98m2(発達支援室 30m2 静養・自習室 25m2)
トイレ2箇所(洋式個室)
SECOMシステムセキュリティ(24時間警備体制)
幼稚園児・保育園児、小学校1年生から3年生の児童を対象に、幼児期に育まれた資質・能力・特性を踏まえて、小学校生活への円滑な接続と自ら学びに向かう姿勢の構築を目指した支援プログラムを提供します。
支援概要
社会のルールを把握し、子ども同士で良好な人間関係を構築するためには、大人による適切な助言や援助が欠かせません。個々の児童の多様な実態を踏まえ、一人一人が抱える課題に個別に対応した支援を行い、主に小学校生活への円滑な接続と自ら学びに向かう姿勢の構築を実現するための支援プログラムを幼稚園児・保育園児、小学校1年生から3年生の児童を対象に行います。
支援計画遂行の流れ
2〜3回程度の慣らし利用ののちに、6ヶ月以上先の将来を見据えた長期個別支援計画を作成します。その後、2週間毎に具体的な時間割と週間支援目標を設定した短期個別支援計画を作成し、1ヶ月毎に長期個別支援計画とのずれを修正するための中期個別支援計画を作成し、発達支援の進捗管理とバランスの調整を行います。
小1の壁突破プログラムの対象児は、曜日や時間による区別なく概ね3歳から9歳までの児童を同時・同室で支援を行います。
小学校3年生から6年生の児童を対象に、抽象的な概念の把握と日常生活・学習活動の自律的なスケジュール管理ができるよう、社会的自立を強く促すことを目指した支援プログラムを提供します。
支援概要
小学校4年生を境に、児童の発達にかかわる一番の関心ごとは学習の進捗と自己管理能力の習得に移行していきます。リトルポート甲子園口では、低学年における児童一人一人の学習の習得状況に応じて、学習面の困難性が情緒面や日常生活において負荷のかかるものになることがないよう、最終的に大人の指示がなくても生活ができるようになることを目標に、強く自立を促すことを目指した支援プログラムを提供します。支援計画遂行の流れは、小1の壁突破プログラムと同じです。
不登校支援について
また、何らかの事情で小学校に通うことができない児童に、居場所の提供としてリトルポート甲子園口の施設を開放しています。放課後等デイサービスによる不登校支援事業は、令和6年度よりこども家庭庁の方針で新たに開始される施策となりますので、西宮市のホームページを含め情報があまりアップされておりません。ご関心のある場合はリトルポート甲子園口まで個別にお問い合わせください。発達上の課題が見られない児童でもご利用可能です。
リトルポート甲子園口では、自動車での送迎を行なっておりません。学校からの徒歩通所、または公共交通機関(阪神バス)を利用した自力通所ができるようになるために、自力通所プログラムを用意しています。
小松・鳴尾北小徒歩通所プログラム
児童指導員または発達支援員の引率により、小松小学校または鳴尾北小学校から徒歩で通所するためのプログラムを行なっています。校門前で待ち合わせし、そのまま通学路を利用してリトルポート甲子園口まで徒歩で通所します。鳴尾北小からリトルポート甲子園口までは、およそ800mです。
阪神バス通所プログラム
小児用交通系ICカードをお持ちいただき、小学校の最寄りバス停から阪神バス戸崎町バス停まで通所するためのプログラムを行なっています。小学校から最寄りバス停までの移動、交通系ICカードの使い方、戸崎町バス停からリトルポート甲子園口までの移動の引率します。練習期間は、1〜3ヶ月を計画しています。
リトルポート甲子園口には、一番遠い今津小学校から保護者の助けなしで阪神バスに乗って通所されている児童もいらっしゃいます。
令和6年度より、こども家庭庁の方針で児童発達支援・放課後等デイサービスでの不登校児受け入れが可能になりました。リトルポート甲子園口では、五月雨登校・不登校児の居場所として、発達支援室を子供たちの自習室として提供し、原則として全入を行っています。
リトルポート甲子園口内での過ごし方
学習の習得具合に応じて、学習に遅れが生じないよう主に学校で出された宿題を利用して教科学習の支援を行います。また、放課後等デイサービスコースをご利用の場合は、発達段階に応じて必要な生活(日常動作・コミュニケーション・日常生活)の支援を行います。支援内容はリトルポート甲子園口の定める令和7年度支援プログラムと同じ内容です。
保護者・ご家庭のサポート
社会福祉士をはじめ、専門知識を有する職員による保護者のサポート体制を整えています。適宜状況に応じて個別相談に応じることができます。
進路相談
リトルポート甲子園口では、高度な教育的ケアを提供するため、幼稚園から小・中・高・特別支援学校の教諭免許をもつ専門職員を積極的に配置しています。西宮市内の状況と時代に即した進路相談に対応できる数少ない事業です。
リトルポート甲子園口では、発達科学に基づいた学術的に根拠のあるやり方で、基本的な読み・書き・計算を普通にできるようになるための学習支援を提供しています。放課後等デイサービスの利用児であれば、支援提供時間中の学習支援を追加料金なしで標準でご利用いただけます。
時間割
令和7年1学期は、毎週月曜日・金曜日の15時から16時を学習デーとして運用しています。リトルポート甲子園口は、2週間おきの予約制を採用していますので、この曜日にご利用予約をお願いします。
ご持参物
リトルポート甲子園口では通常の宿題のケアも行っておりますが、学習デーでは個々の児童の発達特性に応じた一歩踏み込んだ支援が可能になりますので、可能であれば昨年度の通知表やテストの答案用紙などもぜひお持ち下さい。
発達検査について
より適正な支援を行うため、WISCなどの発達検査の結果をお持ちの場合は、ぜひお持ちください。
児童発達支援・放課後等デイサービスを利用されるには、原則として医療的ケアを要する障害児通所給付費の支給決定通知というものを受ける必要があります。現在は、放課後等デイサービスに不登校支援の項目が加わったことにより、医学上の発達課題が直接的にみられなくても、教育的ケアを要する児童として医療的ケア同様に放課後等デイサービスを利用するための支給決定が行われることになっています。
具体的な費用
2週間ごとに予約された利用時間に応じて、1日あたり600円〜700円程度の利用者負担額が生じ、所得に応じた上限額を超えた場合はその上限額をリトルポート甲子園口に直接お支払いいただきます。請求書は月末締め翌々月の15日までに、現金・銀行振込(三井住友銀行・住信SBIネット銀行)またはクレジットカード(Square決済)でお支払いください。口座振替は使用しておりません。月の上限額は、0円または4,600円です。未就学児は幼保無償化により一律に0円です。
隠れた費用はありません
リトルポート甲子園口では、日用品費を含めた実費類の請求を廃止いたしました。また、写真費、教材費、雑費その他の〇〇費といった隠れた費用の請求も、一切ありません。
ご予約方法
リトルポート甲子園口は11:30からご利用できますので、降園・下校後の自由なタイミングでお越しください。自動車による送迎のサービスはありません。ご利用時間は90分以上30分単位でご予約いただくことができ、最長で平日は17:45までご利用可能です。ご利用予約は前週の金曜日までをめどに専用のフォームからご連絡いただけます。
支援実施記録簿へのご署名
支援終了後に、支援実施記録簿と呼ばれるその日1日の活動を記録した用紙を電子署名機能が付いたPDFファイルでご登録いただいた電子メールアドレス宛にお送りします。内容をご確認の上、スマートフォンの画面に直接サインを入力し、署名の完了ボタンをタップしてください。
個別支援計画書へのご署名
ご予約いただいた内容をもとに、2週間毎に短期個別支援計画書を支援実施記録簿と同様に電子署名機能が付いたPDFファイルでお送りします。内容をご確認の上、ご署名をお願いします。
日々の連絡
欠席や遅刻、臨時の利用依頼などのご連絡は、SMS・iMessageを利用してお知らせいただけます。お仕事中や隙間時間でも、なるべく保護者の方の負荷がかからない方法で必要な連絡ができるよう、そして情報の共有漏れがないように体制を整えています。LINEや各種DMは使用しておりません。
頻度の高い署名や記入は全てWEBフォームや電子署名を利用し、大量の紙に忙さつされるプロセスはありません。
また、支援の様子は不定期にYouTubeの限定公開機能を使って共有し、コンテンツとしても楽しめるように工夫をしています。
これらは全て内製化しており、専用アプリのインストールなどは一切必要ありません。
利用予約フォーム
電子署名
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