時間を区切る練習をするためには、最低限時計が読めることが必要です。時計は学校でも学習しますが、9:03の7分前といった意地の悪い計算の練習が学校で習う時計の授業ですから、家庭では日常で行う時計の読み方をきちんと習得させてあげる必要があります。
まず、生活の中心にアナログ時計を置き、針が横を向くまで、下を向くまで、上に行くまでと言った、視覚的な方法で時間の概念を習得させ、最初は最も簡単な真上(0分)、真下(30分)から、次に右(15分)、左(45分)の概念を取り入れていってください。
例えば、「長い針が下を向くまでに4問まで解き終える」といった課題を出したり、「長い針が真上に言ったらお風呂に入る」といった時間の管理を行います。 また、時間の計算もなるべく5分単位で設定し、時計の針を直接頭の中だけで動かして考えられるように誘導してあげてください。