先ほどの宿題の例でも取り上げました通り、宿題はやり終えることだけではなく、「期限内に」やり終えることが大切だという概念を育てることが重要です。これが、いわゆる進捗管理です。 それと同様に、その限られた期限でどれだけの点数を獲得できたかという、一定以上の正解率を保つことも重要です。これが、いわゆる品質管理です。
理想的には、「30分以内に、10問の計算を、7問以上正解する」という目標を掲げ、その結果を確認して、問題を解くスピードを上げるべきなのか、正解する割合を上げるべきなのか、決してそれらをごっちゃにせずに、時間と品質それぞれに目標を設定して、正しく結果を確認することが大切です。
「全問正解するまで続ける」というやり方は、早さの課題と、正確さの課題が混ざってしまい、効率的な学習ができません。無理に100% を追わず、正確な課題設定を行うことに注意を向けましょう。