恐怖の支配と学級崩壊

投稿：2024年11月20日

学級崩壊は、厳しい先生の後に厳しくない先生が着任したタイミングで最も起こりやすくなります。厳しい先生は「だから俺/私じゃないとだめなんだ。この新任は能力不足だ！」と意気込みがちなのですが、実際は前の担当者が恐怖で子ども達を支配し、その緊張から解放された反動に過ぎないのです。

代表取締役コメント

厳しく叱る方法は、一時的には効果があっても長続きしない。逆に、その厳しく叱る大人がいなくなったときにその子、そのクラス、その組織の本当の姿が現れる。これが行動分析学上の定説です。「私がいないといい子にできない」「私以外には任せられない」という考えは、発達科学的にも非常に危険な考え方で、「私がいなくてもいい子にできる」「自律できる」姿を目指してこその、発達支援と言えるのです。