株式会社シナモンアンドブラウン
開設:2024年4月1日

指で計算するクセを直させたい

...いやいや、それは危険です。

投稿:2024年10月03日

指で計算する姿に抵抗を感じることもあるかもしれませんが、人差し指一本が「1」という概念を示していることを認識させ、指折数える経験を強く踏んでいないと、「ひとつ・ふたつ」「ひとり・ふたり」「ついたち・ふつか」「いっぴき・にひき」といった日本語と、数字の「1」「2」との対応・一致が極めて弱くなってしまいます。

人差し指一本が、「ひとつ」「ひとり」「ついたち」「いっぴき」全てを示すことを基本に、「1」という概念が「人差し指一本」という視覚を通じて同じであることを認識できるようになります。

さきほどアナログ時計の活用を例に挙げましたが、大人であれば基本的な時間の把握を無意識にアナログ時計のビジュアルを使って認識しています。こう言った人差し指という一本の棒、30°で等分された円と言った視覚や体感覚なしに、抽象的な「1」や「5分」を認識することは非常に困難です。たとえ計算の場面であっても、指や体を動かして考えることを制限しないように注意してください。