株式会社シナモンアンドブラウン
開設:2024年4月1日

なかなか字が書けるようにならない

...言える→読める→書けるの順です

投稿:2024年10月02日

小学校1年生の課題で「みゃ」の練習に「脈拍」という単語が用いられていたのですが、7歳にして「脈拍」なる概念を正確に把握している児童がどれだけいるでしょうか。

一般に、喋ることができない単語は聞き取ることができず、聞き取ることができない単語は読むことができず、読むことができない単語は書くことができません。全ての根幹は「喋ることができる」にかかっていて、日常的に発しない言葉をいくら読んで書いて練習したところで、それは単なる文字情報の記憶をしているに過ぎません。

漢字やカタカナを覚える際は、まず覚えようとしている単語や文字を口に出して喋り、それを聞き取る練習から始めなければ意味をなしません。特に、低学年のうちは頻繁に漢字やカタカナを声に出して読んであげて、本人に喋らせてあげて、そしてその単語の概念を把握させてから、文字の練習をするように協力してあげてください。なお、これは英語のような外国語の学習でも同じことが言えます。